自分に合った環境を見つける方法

収入アップにつられない

まずは自分がなぜ転職したいのかを明確にする必要があります。当然、現在の職場に不満や合わない雰囲気を感じていることが理由になるはずですが、転職先に何を求めるか優先順位をしっかり決めなければ、結局のところ問題の種類が変わるだけで似たような職場に移動することになるか、何度転職しても同じことの繰り返しになってしまうかもしれません。

特に給与を優先したがゆえに後悔する選択をしてしまった人は数えきれません。2倍3倍の給料が得られるのであれば多少の不満は飲み込めるかもしれませんが、薬剤師の業界で給料を倍にするには相当な運かキャリアが必要です。年収が100万円増えたとしても、業務内容や環境が自分に合わなけければ続けていくことが出来ません。仮に転職だけで年収100万円増が実現できたとしても、続けられないのであれば転職する価値はありません。

知人の紹介を鵜呑みにしない

知人の紹介も罠となり得ます。信頼できる知人や有名なところのコネだったとしても、移動してみて失敗だったという経験談は後を絶ちません。「薬剤師の中でも専門の分野や資格に詳しくない人からの紹介で、移動してみると自分のスキルや能力に合っていなかった」「給料が高いという話で移動したのに、いざ明細を見ると以前の職場よりむしろ低かった」「人間関係が良いからと転職したのに、実際には新参者に冷たく続けるのが辛かった」などというのは典型的な失敗例です。

紹介してくれる知人や友人が、この業界や同じ専門分野に通じているかどうかは重要です。同僚の人柄の良さや雰囲気の良さ、働きやすさなどは往々にして主観に基づいています。それらを鵜呑みにして冷静さを失うと、本当に見るべきポイントが転職後になってようやく見えてくるという結果になります。すでに働いている人か求人コンサルタントなどを活用して、転職先の真の情報を得るよう心がけましょう。

自分の分析と情報収集を

薬局から企業への転職にも注意点が潜んでいます。企業での仕事は薬局の調剤業務とは大きく異なり、新たな分野での活躍やスキル・経験の取得が期待できます。しかし求められる能力も全く違う場合があるため、念願かなって転職に成功したもののあまりの違いや忙しさにギブアップしてしまうというケースも非常によく見られます。

自分の能力やスキルを冷静に分析して、過度のストレスを感じることなく続けていける業務内容かどうかを調べましょう。自分への正しい理解と事前の準備が、自分に合った環境を見つける鉄則です。