薬剤師の平均年収は?

薬剤師の平均収入

薬剤師の平均年収は、性別、年齢別、役職別、そして地域別に異なります。厚生労働省が提供している「賃金構造基本統計調査」による全国平均から見ると、平成29年度で585.6万円となっています。平成25年度が556.8万円だったことを考えると幾分向上していますが、前年度に比べて僅かに減少となっているようです。

これを男女別で見ると、男性の平均年収が679.3万円で月給平均42.5万円であるのに対し、女性の平均年収は486.0万円、月収では30.4万円となっていることが分かります。年齢別では年収差はさらに顕著で、20~24歳が333.8万円で月収20.9万円、ボーナスは83.4万円となっており、これが45歳を超えると533.9万円~655.9万円で月収41.0万円、ボーナスが164.0万円と約2倍の収入になっている傾向が見られます。最高平均額は55~59歳の定年直前の収入で、年収が586.9万円~696.9万円、これは月収では43.6万円となり、ボーナス額も174.2万円と最も高額です。

年収の差

こうした統計を合わせた平均給与額は、平成29年度で36.6万円、時間外手当は32357円となっているようです。年収はどこで薬剤師として働くかにもよって異なっており、最も高収入なのは製薬会社が700万円ほどになるようです。逆に最も安いのはドラッグストアなどの量販店で、年収400万円台が珍しくないのが現状です。

製薬会社などで役職に就くことができれば、年収1000万円も狙うことができると言われています。都市別に見ると、東京・大阪の大都市で800~700万円、その他はおおむね500万円台という統計が出ています。

人手不足の薬剤師

現在、日本に薬剤師として就業する人口は30万人を超えており、かねてより薬剤師過剰論がささやかれています。しかしドラッグストアや地方の薬局では薬剤師が慢性的に不足しており、薬剤師免許を取得しても製薬会社や大学などで働く人も少なくないため、現場では常に需要があるのが実情です。

実に薬局や病院勤務の薬剤師は75パーセントほどにとどまり、その他は調剤する業務に就いている訳ではありません。つまり薬剤師の資格を持つ人は多いものの、現場ではやはり人手不足であるということです。薬剤師はなぜか地域格差が激しく、都市圏と地方で1.5倍近く収入の開きがあります。これゆえに、薬剤師のまま違う場所への転職を考える人も多くなっています。