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IT徒然草
Vol40:「ゲーム脳」のキョーフっ! 2002/11/08
●今話題の!「ゲーム脳」
日本大学の文理学部の森昭雄教授がNHK出版から出版した「ゲーム脳の恐怖」という本が話題になっています。この本の中では、「子供がコンピュータゲームばかりやっていると痴呆になる」という大変に怖いことが書いてあります。また、コンピュータのプログラムを組むプログラマも同じようなもので、こういう仕事についている彼らは痴呆であるという、かなり乱暴なこともこの本にはかかれていて、最近ネット上のあちこちの掲示板でかなり話題になっています。

●肯定も批判も
たしかに、「恐怖」というくらいですから、子供を持つ親には興味の尽きないお話ではあります。ゲームばかりしている子供がどのように育つのか、心配する親も一人や二人ではないでしょうから、これは本当に気になる話題です。しかし、ネット上の議論を見ていると、かなり具体的なものもあり、この森教授という人の人格さえ疑われかねない事実が次々と暴露され、こちらのほうも大変に盛り上がっています。

米国の権威あるNew Scientistという科学雑誌でもこの森教授の研究内容は取り上げられました。結果はこの研究は信用できないというものだそうです。上記のURLにはこの内容が掲載されています。

●予断と偏見だよなぁ
コンピュータ関連の仕事は、どう考えても「痴呆」症状がある人にはまずできません。ですから「コンピュータ屋さんはみな痴呆である」と言われると、まずは私もカチンときます。また、この本の中には「コンピュータの仕事とは、見て作っていく仕事」「だから、創造的なものはなにもない」というように言い切っています。いったい、どんな仕事をしている誰を調べたのだろう?と考えてしまします。コンピュータの仕事、といっても、さまざまな仕事があって成り立っているものです。客先との厳しい打ち合わせもあれば、製品説明のプレゼンテーションもあります。こういうことを一切抜きにして「痴呆」というのは、やはり偏見があるのだなぁ、と思ってしまいます。と同時に、この言い方はやはりその仕事を真剣にやっている人に対して「失礼」ですよね。

●ほんとに子供への影響はないの?
ところで、ゲームをやっている子供というのは、最近ではあたりまえです。私の小さいころはよく「マンガばかり読むとバカになる」「野球ばかりやっているとアタマが悪くなる」なんて言われました。きっと、それと同じ程度のことなんでしょう。森教授の言われることは。何事もやりすぎということが、体にもこころにも良いはずはありません。その程度のことではないかと思います。

●劣等感丸出し教授の印税稼ぎか?
失礼ながら、私も森教授とおなじくらいの偏見を持って言わせていただきますと、森教授という方は、きっと、コンピュータとかこの類の「ハイテク」というものに対してなんらかの嫌悪感を持っていて、それがこの「間違った研究(らしきもの)」に、なってしまったのではないでしょうか?たしかに、自分ができないことを、目の前の他人(ましてや自分より若い人間)が簡単にこなしているところを見ると、心の中になにやらもやもやとしたものを持つのは、自分のやっていることに自信のない人間には当然のことでしょう。名誉とか地位とかがあれば、なおさらと思います。そしてまた、同じような不安を持つ同胞に、この予断と偏見を売ってお金にする、ということによって生計を立てる(場合によったら熱海に別荘くらい立つかもしれない)というのは、それはやはり商売上手と言えるでしょう。

なお、森教授はこのあと「ケータイ脳」という言葉もお考えだそうです。つまり「ケータイ電話でメールばかりしていると痴呆になる」のだそうです。なにかどろどろしている不条理な怨念と常識外れた迫力を感じます。おーこわ。
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