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2005.10.21.UP PTA、ご近所づきあい、親戚…人間関係は難しい!?
レモンさ〜ん! 「イヤな人とも上手につきあうコツ」教えて!! PART1
 今年6月に『レモンさんのPTA爆談』(小社刊)を出版したラジオDJの山本シュウさん。小学校のPTA会長5年目を迎えるレモンさんの言葉は、「やる気が出た」、「元気になった」と大評判です。そこで、Muffin-Netでも、人づきあいについてアドバイスをいただきました。PTAやご近所づきあいの中では、「ちょっとあの人とあわない…」というケースが必ず出てきますよね。でもつきあっていかなきゃならない。
 レモンさん流「イヤな人とも上手につきあうコツ」とは?

PART2はPTAのお母さんからの悩みに、
レモンさんが熱〜いメッセージを!→こちら

これ、人づきあいの基本!
「罪を憎んで人を憎まず」

 まずは「人を愛すること」やぁ〜。でも「レモンさん、簡単に人を愛せないよ〜」ってみんな言うんよね。じゃあ、これはどう? 僕は基本的に「罪を憎んで人を憎まず」って思うようにしてるんや。それってどういうこと? たとえばこういうこと。

■最初から期待してなければ、
 その人がイヤになったりしない

 ちょっとヘンな言い方やけど、僕にはまず「他人に期待しない」っていう気持ちがあるワケ。むしろ「期待するほうがおこがましい」と。
 仮に僕が期待されたとするやろ。でも、一生懸命やってもなぁ、期待外すことあるやん。野球にたとえたら、「打ってくれよ〜」ってみんなが期待してるのに、打てなかったときの自分の惨めさ。一生懸命やったのになぁ。それを「お前、期待してたのに打たなかったな、バカ」って言われるのってかわいそうやん。
 そもそも、人に期待するっていうのは、「期待する側の勝手やろ」って。期待を裏切ったときに、期待した人が勝手に傷ついてるんやろ。
 僕は「こんなにプレッシャーあったら、普通は打たれへんやろうな」っていうのが、いちばんのベースなんよね。その上で、「せめて、自分の試合してくれ。前向きに、逃げずに、『勝とう』という気持ちでいってくれ。頑張ってね! 打ってね!」って期待する。そりゃ、期待されへんのも寂しいやん(笑)。
 だからまず、人と一緒に何かを始めるときは、 “期待のミルフィーユ” って言葉を覚えてて欲しい。土台は「期待するなんておこがましい」、その上に、「期待する」っていうのがある。その“積み重ねる感じ”が極意やね。そうしてみー、何でもやってくれたことに対して、勝手に嬉しいワケ。そもそも期待してないんやから! こりゃ、幸せや!!

 そこでPTAの話や。イヤな人がおっても、PTAをやっていかなーアカン。それが人間関係っちゅーもんやから。そしたらみんな思うやろ? 「気持ちよく、スムーズに、いい人間関係で、みんな仲良くやりたい」って。それも僕から言わせると“期待” やから。
 考えてみー。人間、ふたり寄るだけで大変なんやから。もっと言うと、「愛してます」って言ってる恋人同士でも、絶対ケンカするやろ。もともと人間がふたり寄ったら、誤解やモメごとはあるし、期待通りにしゃべってくれへんし、動いてもくれへんワケ。自分が勝手にその人に期待して、それに対して期待を裏切られて「フギャーー!!」ってなってたとしたら、いっぺん立ち返って、「自分がその人やったらどうなんやろ?」って想像してみてやー! 確かに、その人がやったことに対しては怒りたくなるかもしれんけど、「普通やったらねー」とか、「常識的に考えたらねー」とか、すでに勝手にそういう期待をしてた自分がついてくるんよぉ。これが愛よねぇ。これが「罪を憎んで人を憎まず」に含まれる意味のひとつ。

■相手のことを深く知れば、
 イヤな理由がわかる。そしたら腹立たへん

 「罪を憎んで人を憎まず」にはこんな意味もあるで。
 だいたい、イヤな人っていうのは、不器用な人なんよ。僕だって「イヤやなぁ〜」と思う人と出会うことはあるけど、逆に「あぁ、この人、この人間で生きて行くのは大変やなぁ〜」って、偉そうな意味じゃなく、心配になるし。「ホンマ、人づきあい(あるいは、生きていくことそのもの)が不器用なんやな」って思う。だからその人を憎めない。
 そこで、その不器用な人とコミュニケーションするにはどうするか? その人をもっと知る――、これ、大切。“敵を知る”っていうんかなぁ。ヘンな話、戦争でもな、相手がどんな武器を持って、どんな作戦をして、どういう攻撃をしてくるかって、情報を入手するのが大切やろ。だから、相手のことをもっと知ってあげるっていうのは大切。それから、こっちの出方を考える。それには、まず、相手の話を聞くこと!
 みんなねぇ、基本的に自分ばっかりなんよ。コミュニケーションとると、みんな、自分のことばっかりしゃべる。なぜかって言うと、自分のことわかってほしいワケ。それより先に、まず相手のことをわかってあげる。それがコミュニケーションの大前提。
 だから、「なんでこの人、こんなイヤな感じなんだ」、「なんで私と合わないんだ」と思ったら、その相手のことをより理解する努力をする。そしたら理由がわかる。その人の背景を見れば、その人のことが見えてくる。「おばあちゃんの介護で毎日大変?」、「そりゃ、イライラするわぁ」。「引っ越してきたばっかりで、本音が言える友だちがいない?」、「そりゃ、寂しいやろ」…答えがわかったら、腹立たへん

■時間をかけて、
 その人との“信頼のパイプ”を築いていく。
 そしたら愛しさがこみ上げてくるし、
 何でも話せるようになる

 若い子らもな、「なんで暴走族やってんの?」って、これ、調べてみたら全部に理由があるんやから。それを頭ごなしに「甘えんな!」って、大人は言うやろ。でも、「甘えんな!」って言える権利のある人っていうのは、そいつのことを理解して、そいつとの間に “信頼のパイプ” があるヤツや。信頼のパイプがないのに、頭ごなしに怒っても、正しいことを言っても、その若いヤツ、聞かへん。
  “急がば回れ” や。別に、「ガマンする」って感じじゃないんやで。ひとつのプロセスやって思う。だからPTAが始まって「この人たちとつきあっていくの、大変だな」と思ったら、まず、ひとりずつと話す。僕がよくやるんやけど、一緒にファミレス行ったり。そこで、いろんな情報を入手するワケよ。「どうしてあなたはイライラしているの?」。それには全部、理由があるんや。そうやって、その人の背景を知り、信頼のパイプを築いていく。そしたら何だって話せるようになるし。場合によっては「そんな状態ならPTAやめたほうがいい」って、僕も言う場合があるんやで。

 そもそも、人を憎む、キライになるって、パワーいるんよね。レモンさんだって、「このヤロー!」っていうこと、もちろんあるけど、ググッてこらえているし、ここで言ったような考え方を持ってると、めっゃラクになるんや。人とつきあっていくのは、難しいことそう言うてまうと諦めたように聞こえるかもしれんけど、逆に思い知ってたほうが、「難しいなら仕方ないな、ハッハーン♪」って、気持ちも変わってくるんやで。
『レモンさんのPTA爆談』(小学館)
著:山本シュウ
定価:1,470円(税込)
ISBN:4093875707
発売日:2005/06/15
05年で小学校のPTA会長5年目のラジオDJ山本シュウが、これまでのドキュメントを1冊にまとめました。発売以来「PTAの親の想い、こうして形にしてほしかった!」、「これまでPTAがイヤだ、イヤだと思ってたけど、考えを改めました」という声が続々。各メディアにも取り上げられ、読売新聞の「教育ルネッサンス」の記事では、反響の大きさに追加記事も掲載されたほど。子どもを持ってない若い世代からも、「元気が出ました。僕が子どもを持ったら、レモンさんのように接したい」という声も上がっています。

■レモンさんとは…■■■■■■■■■■■■■■
ラジオDJ山本シュウさんが娘の通う小学校のPTA会長となり、レモンの被り物をして学校に登場。その愛称がレモンさん。「『PTA会長』より、『レモンさん』って呼ばれたほうが、子どもたちに近づけるやろ? それでなくても、PTAって近寄りがたいし」というのがシュウさんの意図。以前Muffin-Netで紹介した記事はこちら
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●レモンさんのことがよくわかる
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入学式・卒業式の厳粛な場でも、レモンさんはレモンさん。最初は周囲に驚かれましたが、これがこの学校のPTA会長だから、いいんです! 「別に、すべてのPTA会長が被り物したらいいって言ってるんやないでぇ〜。教育にもっと遊び心を持ってほしかったし、ぬる〜いところには物議をかもし出さんと変わらへん! 第一、PTAが子どもたちの身近になるしね!」
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04年度の卒業式。PTA会長挨拶は、レモンさん金八先生になってパフォーマンス。その言葉のひとつをご紹介。「みんな、“心の信号機”覚えているかなぁ〜。『最近よく笑ってる』って思えたら、心は“青信号”、『なんか最近、あんまり笑えてないなぁ』と思ったら“黄色信号”、『最近、怒ったり泣いたりばっかりやぁ』と思ったら“赤信号”。レモンさんはみんなが卒業しても、みんなのことが心配です。黄色信号、赤信号になったら、すぐに連絡してください」と言って、プライベートの携帯番号とメールアドレスが書いてある、“レモンさんコール”という名刺を配ります。これは毎年、実行していること。
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PTA主催のイベントごとでは本領発揮! MCを務めて場を盛り上げます。それにしても、全身レモン色の徹底振り! 大人が「子どもたちを元気づけよう!」としている本気が伝わります。
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●『レモンさんのPTA爆談』の「はじめに」と「第1話」を読む→こちら
●『レモンさんのPTA爆談』のカラーグラフやトークセッションを読む→こちら
■トークセッション登場アーティスト■
桜井和寿(Mr.Children)、トータス松本(ウルフルズ)、CHARA、伊藤かずえ


この記事の感想やレモンさんへのメッセージはこちら
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レモンさ〜ん! 「イヤな人とも上手につきあうコツ」教えて!! PART2はPTAのお母さんからの悩みに、レモンさんが熱〜いメッセージを!→こちら

【悩み】PTAの集まりが、ただのお茶会。出ないと悪口言われるし、もうキレそう!

【悩み】お隣のシングルマザー、毎晩うちに子どもをあずける。どうやってことわれば?

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TEXT:DOHI Shiho(2005.10.16)


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