久々に心に残しておきたい本。 出逢えたことに感謝したい本。 絶対に手元にあって欲しい本。
この『1歳から100歳の夢』はその題名どおり、1歳から100歳までの100人の夢、100年分の夢が書かれている。
ケーキ屋さんになりたいと書いたのは6歳の女の子。 かわいいカラフルなケーキのイラストを見て、私も幼稚園のときにケーキ屋さんになりたいって文集か何かに書いたなぁって懐かしくなった。 この6歳の子だけじゃなく、ここで夢を語る子供たちの夢すべてにパワーがあってキラキラしている。 読んでいると顔がにんまりとしてきて、私自身までキラキラをもらえるような気がする。 なかでも11歳の子の文で特に印象的なものがあった。 "わたしはまだ11才、20才までまだ9年もある。その9年間でわたしは夢を作っていく" 「夢を作っていく」 なんていい言葉なんだろうって、見つけたときとても嬉しかった。
子供から大人へ、18歳の男の子は、社会について知らなすぎることで不安になり、リュックひとつで故郷を飛び出し日本列島をヒッチハイクしてまわったことを語っている。 見知らぬ人と話をし、その土地のものを食べて色んなことを学んだ彼が文末に書いた自分の夢は"笑顔で「いい人生だった」と言えるようになる"こと。
26歳の男性は"子供の心を忘れない大人になろう"ということを夢で終わらせないために保育士の仕事を選んだ。 辛いこともたくさんあるけれど自信を持って今の仕事が転職だと、本の中で語っている。
35歳の女性は母であると同時に、大学生でもある。10年越しの夢を叶えて心理学科で学んでいる彼女が語る今までの経験と、これからの夢はとても勇気をくれるもの。 遅いことなんてなにもない、自分の意識次第で充実した日々を送ることができる、そう教えてくれる彼女の言葉。
44歳の男性の夢はすごくかわいい。 結婚してから苦労をかけっぱなしの奥様と新婚旅行で行ったハワイにもう一度行きたいという。 なぜそう思ったのかというストーリーも書いてあるのだけど、それがまたかわいい。 長年連れ添っている夫婦って素敵だなって思う彼の夢。
"毎日の中で、一番無駄にすごした日は、笑わなかった日です" そう語るのは57歳・商店で働く笑顔がとても素敵な女性。
63歳の女性は67歳の旦那様とバイクでツーリングを趣味に持ち、過去を振り返ってこんな言葉を本に残している。 "今思い返したら いろんなことが みーんな楽しかった" これも大好きな言葉だけど、とびきり好きなのはコレ↓ "(バイクの)2人乗りができなくなったら…サイドカー買ってよね、おとうさん!" もう、なんて素敵な人生なんだろう!!!
職を転々とし、71歳で定年を終えた男性はボランティアに励んでいる。 "常に一歩踏み出す気力が大事"そう語る男性の言葉はとても力強い。
83歳の女性の夢は、平穏な日々が長く続くこと、100歳まで生きること。 笑顔がチャーミングな91歳の男性は、その笑顔とは裏腹に大変なご経験をされてきたことが文章から知ることができる。 私が生まれる以前の時代、歴史の教科書やテレビ・新聞で知る世界を、実際に身を持って体験している人たちの言葉は深く重みがある。 100歳の女性が語ってくださった言葉も同じく心の深い場所に突き刺さる。 "人生も時節時候と似たりで過ぎたことから 春夏秋冬があると思う 自然と同じかと思う"
本を開いてから、閉じるまで何度、涙しただろう。 言葉が、写真がすべてが私の中に溶けていった気がする。 本のページをめくればめくるほど、ドキドキしたし、勇気ももらえる。 幼少期を思い出して、なんだか嬉しくなったり、自分と同世代の人はこんな風な夢を持ってるんだって刺激をもらえたり、私より年上の方々の夢は、今まで得た経験からできた夢であることが多く、それがとても素敵で、人生の後輩としては生きる力をもらえる。
さぁ、これからの人生、これからの夢どうなるんだろう? 歳を取るってわくわくする!
生きるって。 夢みるって。 なんて素晴らしい!!
この本を世に出してくださった方々、本の中に登場する方々、私にこの本を出逢わせてくれたアキヨちゃん、本当にありがとうございました。
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