| 通信一覧 | ≪ 前の通信|次の通信 ≫ |
#11 帽子を取り入れたおしゃれを楽しむ 2008/6/25 |
|
昔の映画などを見ていると、女優さんの素敵なファッションに魅了されます。特に帽子の使い方がうまいと思うのです。みなさん、帽子のおしゃれって楽しんでいますか? 「私は似合わないから」「私の頭ってでかいから」…と、いろんな声が聞こえてきそうですが、何を隠そう私もそういった中の一人でした。しかし、今は違います。上手とまではいかないまでも、人並みに帽子をファッションとして取り入れることができるようになりました。 それはある一人の女性との出会いがあったから。現在、福岡で帽子デザイナーとして活躍する原恭子さんです。 彼女は福岡市博多区上川端町にあるアトリエで、オーダーで帽子作りを行っています。一般客はもちろんのこと、福岡市内の複合施設で活躍するインフォメーション・ガールの帽子も原さんが手がけています。彼女の作品はどれをとってもユニークで、かつ楽しい。というのも、見た目はおしゃれでシンプルなテンガロンハットも、上から見ると実はブタちゃんになっています。頭部に位置するふくらみを鼻に見立て、同系色の糸でグルグルの模様をあしらっているのです。その上には、目らしき二つのマルが施されていて、言われてみないとブタちゃんだとは気が付かない、そのさりげなさがいいのです。私が最初に彼女の作品を購入したのも、このブタちゃんテンガロンでした。「わぁ〜その帽子素敵ね!」という友人に、ブタちゃんのからくりを教えると、みんな「かわいい!」と口をそろえます。そして、次なる話題に続くのですが、帽子ひとつここまで会話が広がるのも恭子ちゃんの作品のすごさ! このセンスはおそらく誰にもマネできないでしょう。このからくりシリーズ(今、勝手に命名しちゃいましたが)には、ミツバチだったり、唇だったり、目だったり。それらはみな見てもか ぶっても楽しい帽子たちなのですが、先日、アトリエに伺ったら今年はネズミ年だからと、ネズミバージョンも仲間入りしていました。 数ある作品の中でも、彼女が特に力を入れたと思われる帽子が「BONPEI(ボンペイ)」。右の写真のBのように、一見平面なのですが、かぶるとAのように立体的になる帽子です。いずれもリバーシブルなので、気分によって使い分けもできます。そのうえ、なんと言っても平面なのでちょっとバックにしのばせておくこともできることから、旅行などにも最適なのです。この「BONPEI」は、東京都港区六本木の国立新美術館のB1Fにあるミュージアムショップ『スーベニア フロムトーキョー』にも置いてあるんです! ここは、世界中のアーティストやデザイナーたちの作品が展示即売されているブースなのですが、いつも博多で目にしていた「BONPEI」を東京で目にした時には友人のことながら、とってもうれしかったのを覚えています。 さて、肝心の帽子のおしゃれについてですが、恭子ちゃんに言わせると、誰でも似合う帽子はあるらしいのです。ただ自分の頭の形や雰囲気にピッタリ合った帽子が見つけられるか否かが問題なのだと。かくいう私も、頭の形も悪くどちらかといえばでかめ。でも、彼女に見立ててもらい自分に合ったサイズで作ってもらったら、これが不思議。自分でいうのも何だけれど、しっくりいったのです。あれだけ、敬遠していたベレーですらも彼女の手にかかるとすんなりクリアしました。ひと口にベレーといっても、いろんな形があったんですね。ビックリです。 前回までの靴にしてもそうですが、やはりその道のプロの手にかかると、これまで知らなかったことを知ることができたり、新たな自分の発見ができたり。なかなかおもしろいです。その点、福岡にはこういった美にまつわるその道のプロフェッショナルがたくさんいます。どの方も実力があり、人間的魅力も兼ね備えた素敵な人ばかり。 この連載で追々ご紹介していきますね。 ※エナジー帽子店では、少人数制で帽子教室を行っています。時間ができたら必ず体験したいと思っているので、こちらのレポートはまたの機会に! <取材協力> エナジー帽子店 http://www.energyhatshop.com |
|





