 |
ここ10年間ほど、日本では‘ストリート系’ファッションが伸びてきたよね。ファッションのカジュアル化、お子様志向がすすんできたともいえる。10代、20代向けのブランドの洋服を30代以上の大人も着ているもんな。メンズでもオジサンが若いコ向けのスポーツアイテムを身に付けてみたりね。
しかし、2004年、これからは大人向けの本物志向のファッションに活気が戻ってきそうだ。とくにメンズ系。いくつかの国内ブランドが撤退し、新しい大人向けのブランドが台頭する。外資系の『ジバンシイ』『グッチ』なんかも、メンズの再構築をしようとしている。
ここで発表しよう。ドン小西がデザインするメンズブランド『YOSHIYUKI KONISHI』『FICCE』も、この5月でいったんクローズし、この秋、完全リニューアルして再デビューする。より個性的でしっかりとしたクオリティーの本当に大人向けのブランドに生まれ変わるんだ。たとえば、スーツは10万円以上、今までの価格帯の倍以上のものが主軸になる。
実は2〜3年前から、このことは考えてきたんだ。そして2回にわたって、ブランドの規模を縮小した。まず1/10に、そして、さらにその1/3にとね。僕は60歳まであと6年しかない。もうムダな時間を使いたくないんだ。
新しいブランドをつくるにあたって、僕は、今までのスタッフを全員、解雇した。20数年かかって築き上げたシステムも全部入れ替える。デザイン、販売、PRを完全に分業化するヨーロッパ方式にし、それぞれ新しく専門の社員を雇うのではなく、共同事業としての方法をとる。それくらいやらなきゃダメだ。だまって、いいものをただコツコツとつくっていれば売れる時代はもう終わったんだ。
僕は、60歳になるまでに、人があっと驚く、発進力をもったブランドをつくりあげる。5年後、「今いちばんすごいブランドは?」「いちばん、かっこいいデザイナーは?」って言われたときに、「YOSHIYUKI
KONISHIだ!」ってみんな言うようになるね。今に見てろ!
|